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2012年12月31日
カテゴリー: 海外のおさかな

今年の夏、名古屋の水産商社さんへ初めて飛び込み営業で
伺ったとき、担当の方から
「フューチャーフィッシュはパキスタン産タチウオで
一躍、有名になりましたよね~」
と言われ、初対面の方なのに、当社が起業してからのことを
懐かしく話をした記憶が、このUAE産タチウオのコンテナ詰め
の写真を見て思い出しました。

初取引は、お互いに商売の呼吸がわからないので四苦八苦
することが多いです。
今回のUAEも、漁獲が少なくコンテナ詰めが1か月も遅れ
かなり気をもみました。
やっと現地をローディングし、写真も送られてきたので
ホッと安心です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当社には14年来のパキスタン人の専属エージェントがいます。
国境を越えた家族のようにお付き合いをさせていただいてます。
今回のUAE初進出も、彼のおかげで素晴らしいUAEのパートナー
に恵まれました。

なんといっても、今回は自社ブランド「good sea」を掲げれたこと。

 

 

 

 

 

 

 

今回、このUAE産タチウオが、以前経験したパキスタン産
タチウオがバンバン売れて売れて困ったときの再来のように・・・
来年は、そんな商売繁盛になりますように・・・☆

ローディング後記
私たちフューチャーフィッシュの商売は、モノづくりでもなく
クリエイティブでもなく・・
大きなマーケットの渦の中の一つの存在のように感じます。
ワタクシ副社長が感じるマーケットとは、何か台風のような
そんな気がするのです。
起業した当時は、台風の風の端くれに位置し、どこに向かって
いるのか、どこに飛ばされるのか、自分たちでは創造することが
出来なくて、途方に暮れることも多々ありました。
それを十何年続け、数種類のアイテムではありますが、自分たちの
存在が台風の目の位置になりえるとき、
顧客を作り、チームとなって、情報を得て、そして情報を流し・・
相場を作り上げ、チーム一丸となってマーケットを作り上げる。

やっと最近、自分たちばかりが儲かる商売の未来はない・・・と
強く感じるようになれました。
フューチャーフィッシュという名前の由来は、
日本人がまだ知らない
世界中の美味しいお魚を紹介していきたい・・・
そんな意味を込めています。

2013年、当社は初心に戻って、新しいお魚を皆様に紹介し
そして「魚食復活」出来るように新たな相場を作り上げる
これを理念に頑張っていきたいと思います。
今後とも、ご指導いただきたく、よろしくお願い
申し上げます。
2012年12月31日
津森恵子☆

 

 

 


2012年02月19日
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私どもフューチャーフィッシュはニュージーランドから
キンメダイも輸入し、卸売しております。
日本近海での漁獲はかなり減少しているのは
もちろん・・・
世界の海でも漁獲減少には歯止めがかからない状況です。


これがニュージーランド産キンメダイ
私たちフューチャーフィッシュが輸入するのは、頭をとった状態で
冷凍保存し、輸入しております。
日本近海のものに比べると、ややオレンジがかっています。

供給が少なく、需要が多ければ、価格が高騰するもの・・・
このキンメダイにおいても、昨年の夏から価格は青天井になり
相場がグングンと上がっています。
相場後記
私たちフューチャーフィッシュは「水産商社」という位置づけの企業です。
そしてワタクシ副社長、何年も前からこのキンメダイの相場を追っかけ
卸売しております。
勝った(黒字)こともあれば、負けた(赤字)こともあります。

「商社」と「ブローカー」の違いは・・・と最近、考えることがあるのですが
大きく3つあるのかな、と。
1.商社は、自社で輸入している商品を在庫している
2.海外現地との直接取引なので、自社あての原産地証明がある
そして最近、ココを一番重要に考えるのですが
3.「商社」は出来る限り相場を安定させ、物流下である水産加工企業
問屋、量販店、飲食店のすべてにおいて、利益をもたらすように
価格設定に努力すること。
単発の「ブローカー」は、その一瞬、自分だけ儲かれば終わり・・という
考えの方も少なくはないと思います。
それによって、相場が乱れ、価格が高騰し、赤字経営を余儀なくされる
企業から悲鳴が聞こえてきます。

儲けが無くなった企業は、キンメダイをメニューからはずし
ますます魚のアイテムが少なくなっていきます。

この難しい時代、単発で儲けを出すような「美味しい話」などは皆無に
等しいと思います。

ワタクシ副社長、微力ですが「水産商社」として、ココを踏ん張って
いきたいと思います。     おわり!


2011年11月19日
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タチウオに関わらず、魚を食べていると乳白色をした硬いもの
が魚の内部にあった・・・なんて記憶ないですか?

財団法人 日本冷凍食品検査協会へ検査を要請し、調べて
いただいたところ
この主成分はタンパク質である
また、塩酸を加えると発砲し、一部溶解する。
その溶解液はカルシウムとリンの反応がある。
よって、この異物は「骨」と思われる
とうことです。

とはいえ、見ると一瞬「ぎょっ!」とするのは仕方ないことですね。
写真でも見た目はかなりグロテスクです。

わたくしどもフューチャーフィッシュにも年間1~2件の問い合わせ
がきます。
その度に、このように説明させていただき、対応しております。
しかしながら、なぜこのように骨が変形してしまうのか・・・
それはまだ解明されておらず、謎のままです。
ウナギの産卵といい、天然の生物には、謎が多いですね。


2011年10月05日
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今年もパキスタン産タチウオが解禁になり、アラビア海では
漁獲が始まっています。
しかしながら、年々漁獲が大幅に減少しており
また、その上中国からの引き合いが強く
日本への輸入が減っております。

これはパキスタン現地にて写したもので、日本へ輸入される前
のタチウオです。


工場の内部は整頓されていて、掃除もいきとどき、清潔に保たれ
ています。


サイズに分けられたタチウオは、一つ一つ丁寧に袋詰めされ
箱に詰めて急速冷凍され、コンテナへ積み込まれます。

そのパキスタン産タチウオが日本へ輸入され、スーパーの陳列棚へ
並びます。

輸入後記
ワタクシ副社長も、パキスタン現地へは一度、行ったことがあります。
写真を見ていただくとわかるように、工場内部は常に清潔に保たれて
います。
13年前起業した当時は、価値観の違いから、異臭のするコンテナが
輸入されて来たこともありました。
パキスタンでは魚を食べる習慣は、当時ありませんでした。
今は、海老など少しずつ食べられるようになっているみたいですが・・・

私どもフューチャーフィッシュは、この価値観の違いを埋めるべく、切磋琢磨
してまいりました。
しかし、これは日本にいる私どもだけの努力では成り立たなかった。
パキスタン現地にいるエージェントが日々、工場内部へ入り、監督し
品質管理を徹底してくれています。
今のフューチャーフィッシュがあるのは、エージェントがいるからこそ!
カレの家族は私たちにとって、かけがえのない、国境を越えた家族
なのです。

ワタクシ副社長は、国境を越えた家族の頑張りを、日本の皆さんへ
お伝えする使命がある・・・と感じております。


2011年10月05日
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このところ現地パッカーが来日してくれています。

カレは日本を担当してすでに約30年・・・
来日回数は30回以上・・・
日本人よりもお箸の使い方が上手だし・・・観光地も
よく知っています。

再会を祝して・・・そして、今後のビジネスの展開を考えて・・・

香港では、香港の近海魚と輸入魚がスーパーで分け隔てなく
陳列棚に並んでいます。
消費者の方々は、TPOに合わせ購入していきます。

これは、香港の近海魚。南シナ海で獲れた魚たち。


ニュージーランドなど南半球や、北半球から輸入された魚。

お魚後記
日本国内では輸入冷凍魚の場合、スーパーやデパ地下に魚を
陳列するときまず、名前をどうしようか・・・と考えます。
横文字やカタカナ名の魚は消費者の方々から敬遠されるのです。
しかしながら、日本の近海に生息しない魚には、和名が無いのです。
アメリカ人がジョージとか、マドンナという名前しかないように・・・

ワタクシ副社長は島根県で生まれ育ちましたので、日本海の魚を
食べて大きくなったわけです!
もちろん、旬の脂ののったお魚が大好き、なのは間違いありません。
日本人ですから・・・

しかしながら、今後は料理に合わせ、日々の余裕に合わせ、旬に合わせ
近海魚、輸入冷凍魚を使用していく時期に入ったのかな~と
感じました。
世界の国々の消費者が、そうしているように、日本にも波が来て
いるのではないでしょうか。


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