2013 8月 の記事一覧です。
2013年08月18日
カテゴリー: 津森恵子の「ワタクシ 副社長です」

お盆が終わり・・・セミの声が少なくなってきました。
なんとな~く朝晩の風も秋めいてきたような
でも日中はジリジリ暑いですね~
そんな中、8月16日 大阪産業創造館にて開催された
「起業応援フェスタ」のトークカフェのパネラーとして
参加させていただきました!

 

お盆休みの最中でありますが、イベントホールには50名ほどの
起業を目指している方々が集まって盛り上がっておりました。

質問形式になっており、3名いるパネラーでお答えする形に
なっておりました。
お題は「海外でのビジネスに挑戦した企業家トーク」

貿易を始めるということは本当に勇気がいることだと、起業当時を
振り返って、今さらながらに感じました。

フューチャーフィッシュの起業の始まりは
「資金 0 人脈 0 経験 0」のナイナイ起業think
経験が無いもんだから、最初のコンテナが日本に到着したとき
困りました~sweat01
神戸港に到着することはわかっていたのですが・・・埠頭なるものが
存在するなんて、、、島根の片田舎で暮らしていたワタクシ副社長
にとって未知との遭遇でした!
神戸税関へ行って
「あの~うちのコンテナって、どこに到着しているんですかね~」
の質問に呆れられたもんでした。

しかしながら、皆さんの質問をお見受けすると、あまり考えすぎて
なかなか起業に至らない、そんな雰囲気を受けました。
起業とは、思い切って飛び込む以外に道がないのかも・・・しれませんpunch
いや、無責任におすすめはいたしません!

資金 0からの起業でしたので、通関業務も全て自分で行って
おりました。
荷主が自分でコンテナの通関を行うことを自社通関といいます。
これは、タダ!タダで出来るのです。
もちろん関税・消費税はお支払いたしますが。

ワタクシ副社長、毎回、タダで自社通関いたしておりました。
それも全国の税関さんへ行って、自社通関しておりました。
3年間くらいだったと思いますscissors
全国を股にかけてrun自社通関しておりましたので、知識はハンパなく
ありました。

そんなことをしゃべっておりましたら・・・熱くなっておりました
この時、お隣の㈱ブレインワークスの近藤社長は
「話が長いな~」と思っていたはずcoldsweats01
近藤さんとは何度かゴルフをご一緒させていただいている仲。
また誘ってくださいgolf

このお盆はインターンシップ受入や、起業応援フェスタがあり
故郷島根へは帰省できませんでした。
お盆最終日、いつものように朝のウオーキングへ出かけようと
玄関を出ると、セミがとまっていました。
こんなこと初めてです。
幼少のころ、祖父母に「お盆の間は昆虫を殺してはいけないよ。
仏さんが乗っておられるから。」
と教えられたもんです。
島根に帰省できなかったワタクシ副社長の様子を見に、ご先祖さまが
はるばるやって来てくれたのかもしれません。
なぜって、セミがものすごく疲れていたようでしたからconfident

 

 


2013年08月16日
カテゴリー: 津森恵子の「ワタクシ 副社長です」

ワタクシ副社長、このインターンシップを受け入れしようと
考えついたのは・・・
当社専属のパキスタンエージェントの成長を見たときでした。
フューチャーフィッシュは14年前からパキスタン産タチウオ
を輸入しております。
そこには、パキスタン人のウメル氏の存在はとても偉大です。
彼との出会いで、フューチャーフィッシュは一時
タチウオ輸入量No.1になりました。

しかし、彼は病魔に侵され早くに亡くなってしまいました。
そこで登場してきたのが、息子のボビーでした。
二十歳そこそこの彼は、英語も話せない、貿易もわからない
もちろん魚のことなんて、まったくの無知でありました。

ワタクシ副社長、ココロの底で「これでパキスタンからの
輸入は終わった・・・」
と思いました。
しかしながら、社長の毎日の怒鳴り声に耐え、パキスタンは
カラチのフィッシュハーバーの漁民や工場主の期待に応え
成長を遂げていったんです。
パキスタンビザでは日本へ入国できにくいので、イングランド
ビザを取得。
再々、日本へ来ては魚のこと、日本の国民性を勉強して帰国
していきました。

この成長を見て、日本の若者はこんなにアグレッシブに行動
出来るのだろうか・・・という疑問。
そこからインターンシップの受入を試みる決意をしました。

フューチャーフィッシュのインターンシップは厳しいです。
今回は「貿易という物流」を学んでいただきました。
貿易という物流は昔ながらの品物の流れ・・・(昔から続いている
物流形態)
そして、学生さんたちに一番身近な今の物流を各人、研究して
いただき、「物流の今昔」を比較していただく課題を出しました。
そして(まだあるんですsmile)フューチャーフィッシュの次なる
事業形態を考えていただき、最終日に発表していただく・・・
「あなたがフューチャーフィッシュの社長なら、どうする?」
てな感じですflair

カリキュラムでは、金融機関の方、商工会議所の方の話を伺い
京都の卸売市場へ出向き、実際に昔ながらの形態を目の当たりに
し、そして物流の大動脈である冷凍倉庫へも入らせていただき
世界中から荷物が輸入され、まさに現代の物流形態であるコンビニへの
配送などの説明も受けさせていただきました。

学生さんたち・・・頭パンパンdashですわ。

その間にTPPについてディスカッションもあったので資料集め
もやり、「反対」「賛成」の意見も各自、決め

この議論は素晴らしかった~heart01
この議論は何日か前のブログにアップしております。

そして最終日、近畿大学の辻教授とキャリアセンターの三上さん
にもお越しいただき発表会となりました。

 

これも各自、ブログにアップしてくれています。
素晴らしい発表になりましたcryingheart01

今回のインターンシップは私たちだけでは、こんな成果を得ることが
出来ませんでした。
ご協力いただきました、商工会議所の藤本さん、シーフーズ大谷の大谷社長
そして、冷凍倉庫の見学を快く引き受けていただきました
横浜冷凍㈱の池田ブロック長はじめ、畠舎課長、迫田課長
通関士の一宮さん   本当にありがとうございました。

そして今回のインターンシップを真剣に頑張ってくれた学生の
みなさん、本当にありがとうございました!

 


2013年08月16日
カテゴリー: 津森恵子の「ワタクシ 副社長です」

暑い8月も前半が終わり・・
セミの鳴き声も小さくなってまいりました~

2013年のインターンシップの受入高は2つ。
神戸の甲南大学さんから2名
大阪の近畿大学さんから2名
の計4名の学生さんに来ていただきました。

初日は皆さん、笑顔が出ないくらい緊張~でしたが
日を追うにつれ

緊張もほぐれ、いい表情になってきました。

 

京都の卸売市場へ見学に行き
様々な魚を見せていただきました。

この仲卸さんは、毎日200尾~300尾の魚をおろしているとか・・・
さすがの包丁さばきです。

 

 

その後、市場の会議室でシーフーズ大谷の大谷社長から
水産卸売市場の現状や問題点など伺いました。
今まで、考えたことのない分野だったので、学生の皆さんは
かなりショックを受け、大谷社長は質問攻めにあっていました。

彼らのショックのほどは、課題発表のときにも見受けられ
「水産卸売市場改革」とでもいうような問題提起が勃発しておりました!

しかしながら、この日はとにかく暑かったsweat01sweat01sweat01
そんな日に、鮮魚がクーラーのない市場に氷につめておいてあるなんて
先進国・日本には見えないような・・・
そんなことを考えさせられるカリキュラムの一つでありました。

 


2013年08月13日
カテゴリー: おさかなへの意識調査

 私はフューチャーフィッシュにインターンシップで研修に来ている、甲南大学マネジメント創造学部の岡嵜彩です。

 私は5日間のフューチャーフィッシュでのインターンシップを通して、外国産の魚の物流について学びました。フューチャーフィッシュでは現地での衛生管理を徹底しているというお聞きしました。また、仲卸業者の大谷さんも現在の京都卸売市場での魚の管理について疑問をもっているとおっしゃっていました。株式会社神戸の花田さんも、ご自身で中東に足を運び新たな商材を探しているというお話でした。そこから、水産業者の方々は外国産の魚に対して様々な配慮や工夫をされていると実感することができました。
 しかし、世間の外国産の魚に対するイメージはどうでしょうか。周囲の友達に外国産の魚に対するイメージを聞いてみたところ、不衛生なイメージ、買うことに抵抗がある、中国などの水が汚い地域で獲れた魚は危険そう、臭いが気になる等、あまり良いイメージが持たれていないことが分かりました。フューチャーフィッシュを始めとする水産業者が衛生管理に気を配っていても、世間のイメージが悪いともったいないように思います。そこで、外国産の魚に対する正しい知識を持ってもらうことができれば、イメージも改善され、馴染みのあるものになるのではないかと考えました。そこで、直売所を例に挙げて新しい物流を考えてみようと思います。

 皆さんは「JA紀の里めっけもん広場」をご存知ですか?和歌山県紀の川市にある直売所です。この「めっけもん広場」が非常に人気で、年商26億円、10年連続日本一の売上を誇っています。直売所とは、農家の方が農産物に値付けし、出荷、販売を行っているところです。規格の縛りが無いため、形や大きさがバラバラの農産物が並びます。和歌山県はみかん、梅、柿、はっさくの産出額が全国1位など、「果樹王国」と呼ばれています。それらを始めとする様々な農産物が豊富に販売されています。県内外から多くの人が足を運び、多くの商品を買って帰ります。箱単位で買って帰る人も少なくないそうです。では、なぜここまで「めっけもん広場」は人気なのでしょうか。
 HPを見てみると、”朝採りの「新鮮さ」、作り手の顔が見える「安心感」、地場直販の「安さ」、地場産の旬をお届けします。”と書かれています。この言葉から分かるように、地元で採れた野菜を地元の農家が販売するという点から、消費者は新鮮さ・安心感・安さにおいて信頼できるということです。それぞれの農産物には、生産者の名前が書かれている等、安心感を与えるための様々な工夫がなされています。その農産物が誰にどこで作られたのかを知ることで、消費者は安心して購入することができると言えるでしょう。

 この「めっけもん広場」の例から、どのような地域でいつ頃に獲れた魚で、どのように管理されているのか等の情報を消費者が知ることができれば、安心して外国産の魚を食べることができるのではないかと考えました。そこで私が考えた方法は今までの企業向けの物流に加えて、一般家庭向けに店舗販売を行うということです。その店舗で魚が獲れてから日本に届くまでの物流の説明や品質管理を徹底しているということをアピールできれば、一般家庭の方々も外国産の魚というものに抵抗がなくなり、国内産を含めた魚全体の消費も増加するかもしれません。またその魚に合う調理法等も併せて紹介すれば、見慣れないような魚にも興味を持ってもらえるでしょう。私自身がそうであったように、外国産の魚の物流を知ることができれば、抵抗は無くなると思います。日本人は魚を食べなくなったと言われているなか、今までとは違う魚を食べることで今以上に多くの人が魚を食べるようになればと思います。


2013年08月13日
カテゴリー: おさかなへの意識調査

はじめまして。
フューチャーフィッシュへインターンシップの研修に来ている
近畿大学 経営学部 キャリアマネジメント学科の森川 尊と申します。
よろしくお願いします。

まず今回勉強させていただいた水産物の物流の流れについて簡単にお話させていただきます。
外国貨物の流れとして、現地でとった魚を各国の冷凍庫に移動させ、そこでサイズ選別・箱詰が行われる。その後冷凍し、コンテナづめされて、現地で数量や金額を決定するといった流れです。
数量や金額を決定してから、日本の貿易会社から海外送金を行い、船会社からB/Lを発行されて、船に荷物が積まれます。

内国貨物の流れとしては、外国貨物が日本に到着しても、このままでは日本で取り扱えない保税という状態になります。貨物をまず冷凍倉庫にいれて、そこで数量などの検査が行われ、関税を払って、税関から輸入許可書をもらって、そこで初めて内国貨物になります。そこから、冷凍庫に保管されて、卸売会社に売られて、卸売会社から小売会社へ、小売会社から消費者へと売られていきます。

次に物流の今昔について考えたことをまとめます。
変化した要因として、「インターネットの普及」「宅配便の発達」があると思います。
今のこうした新しい物流システムには古いシステムは勝てないと、京都中央卸売市場の大谷さんは仰られていました。世の中が便利になる一方で消費者のニーズも高度化したり、多種多様化することで、物流というシステムはどんどん新しいものが生まれ、古いシステムは淘汰されていってしまうものだと学びました。

最後に私が考えたフーチャーフィッシュでの新しい物流システムについてまとめます。
①冷凍倉庫での保管料を減らすこと。
在庫することが大手との違いであるので、保管料を割引してもらうシステムのようなものがあればと考えました。ただ冷凍倉庫さんにも利益がないと実現しにくいと思いますので、相互に納得のいく付加価値をつけることが重要だと思います。

②オークション型のシステム
消費者間で行われているようなネットオークションという新しい物流システムを企業間で行うのはどうだろうと考えました。例えばフューチャーフィッシュの扱っている魚を1ケース○○円と値段設定をします。(売る量は変動可能)それを顧客会員制で情報開示し、オークションを行う。それによって、値段がつり上がる可能性もあります。デメリットとしては、スピードが劣る、手間がかかる、システム構築に費用がかかるなどがありますが、大手が扱ってないようなニーズのある魚であればあるほど、買いたいと仰ってくださる卸売会社や加工会社が値段をつり上げて下さるといった可能性があると考えました。

ありがとうございました。


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