津森恵子の「ワタクシ 副社長です」 カテゴリの記事一覧です。
2013年09月21日
カテゴリー: 津森恵子の「ワタクシ 副社長です」

朝晩、めっきり涼しくなりました~
こんにちは!ワタクシ副社長ですっconfident

2013年7月に農林水産大臣のお名前で
「水産政策審議会委員」を仰せつかり・・・
去る、9月11日 東京で開催された審議会に出席
してまいりました!


地下鉄・半蔵門線、永田町駅のお隣、九段下駅にて下車。
警備員がおられる門をくぐって、ひそやかに・・・開催
されているように感じました・・・・
なぜって、ワタクシ副社長、緊張しておりましたのでcoldsweats01

会議は、農林水産副大臣も同席してくださり、水産庁は
長官から課長クラスの方々は15名くらい出席されておられ
ました。

委員は、様々な業界からその業界のトップクラスの方々が
列席しておられました。

議題は、来年5月までのところで、何をクローズアップして
調査していくか・・・ということでした。
そして、今年のお題は「養殖業についてfish

正直、戸惑いました・・・
福島の汚染のことや、海外へ近海魚を輸出することなどを
さて、おいて・・・養殖魚・・・

もちろん、会場から委員の皆さん、質問攻めでした。
しかし、その質問にお答えされた水産庁企画課長が、グッとくる
コメントをされました。
女性の課長さんです。
「福島の漁業を見捨てたわけではない、この問題は常に
考え続けていかねばならない。
しかし、そればかりを追っかけるわけにもいかず、近海魚に
携わっておられる方だけが、漁業者ではない。
天然魚に比べると、マイナスイメージが強い養殖魚であるが
ここ最近は、養殖業界の方々は餌にこだわり、いけすにこだわり
ありとあらゆる努力をされている。
今、私たち水産業界が養殖のことも考えるべきだと思う」
という感じの内容でした。

ワタクシ副社長、近海魚、養殖魚、輸入魚・・・すべてにおいて
消費者の方々のマインドには「すみわけ」が出来ていると感じて
おります。
私たち、水産業界のそれぞれが、それぞれの立場で生き残りをかけ
「魚」というカテゴリーの底上げをいかに進めていくか・・・
この2~3年、勝負どころと思います。

ちょっと小耳にはさんだのは、
「中国の加工賃がどんどん上がってきている・・・運賃など含め
考えると、そのうち日本での国内加工に回帰するのでは・・」

水産大国・日本だった時代の復活を見る日が間近いのかも
しれない・・・と、「さむいぼ」がたったワタクシ副社長ですpunch
注)さむいぼ・・・鳥肌の意味で~すv

 

 


2013年09月19日
カテゴリー: 津森恵子の「ワタクシ 副社長です」

9月19日 水産経済新聞の記事に載りまして・・・
内容を掲載させていただきま~すfish
ご一読いただけると嬉しいですっconfident

 

水産経済新聞 9月19日記事

「関西からの声を積極的に・・・」
津森副社長が意欲

水産政策審議会委員に

【神戸】
㈱フューチャーフィッシュの津森恵子副社長が7月
水産政策審議会委員に任命された。日頃から「魚食普及とは何か」
を考えているという津森副社長。
「国産か輸入か、といった産地や、生鮮か冷凍かといった取扱い
形態、シラスかマグロかといった魚種など、それぞれの企業・団体
担当者が垣根を越えて、それぞれの良さを売り込み、魚に関した
情報提供をしてくことが重要ではないか」と語る。

 

 

4月の水産政策審議会委員公募では「魚食普及、水産物消費拡大
のために、今、なにが必要か」で意見を提出。
TPP問題に関連して、畜肉の関税が低減された場合には、水産業界
として、これまで以上に輸入魚、近海魚といった垣根を越えて、畜肉の
消費と対抗していかなければならないことを踏まえて提言した。

畜肉と比べた時の水産物では、小さな子供を持つ母親にとって
水産物はヘルシーなイメージが高く、子供には魚を食べさせたいと
思ってはいるものの、お刺身や焼き魚など、総じて淡泊でボリューム感
が小さく、子供たちにとっては満腹感が得られず、さらに一品が必要
となることうぃ指摘。
このため(野菜などを使った)中華風なアレンジや油で揚げたりする
など、子育て中の親を意識したレシピ開発、PRの必要性を提案した。

 

また肉に比べて消費者が水産物を冷凍する意識が低いことから、冷凍保存
の仕方や解凍方法などを積極的にアピール。水産物を家庭に常備、調理に
応じて解凍してもらい活用頻度を高めてもらうことなども指摘。
トレーサビリティを含めた一層の情報開示をすべきだとの意見も明記した
という。

 

 

津森副社長は「関東では REーFISHや お気軽BAR といった
水産業界関係者の交流会があり、密な交流のもとで連携・協力も行われて
いる」と述べ、関西でもそうした交流の場が必要と感じ、
「関西水産の会(仮称)を立ち上げ、10月には第一回会合を開こうと
準備を進めている」と話した。特に交流会では「キラリと光る異業種の方
をおよびして、どのような戦略で他社との差別化を図っているか
といったお話をお聞きし、皆さんに持ちかえってもらいたいと思って
いる」と述べ、構想を練る。

 

「多くの方の声を聴き、中央に関西からの声を届かせていく、重大な責任
を感じるとともに、微力ではあるが、関西の水産業界を盛り上げる発端と
していきたい」と抱負を語っている。


2013年08月18日
カテゴリー: 津森恵子の「ワタクシ 副社長です」

お盆が終わり・・・セミの声が少なくなってきました。
なんとな~く朝晩の風も秋めいてきたような
でも日中はジリジリ暑いですね~
そんな中、8月16日 大阪産業創造館にて開催された
「起業応援フェスタ」のトークカフェのパネラーとして
参加させていただきました!

 

お盆休みの最中でありますが、イベントホールには50名ほどの
起業を目指している方々が集まって盛り上がっておりました。

質問形式になっており、3名いるパネラーでお答えする形に
なっておりました。
お題は「海外でのビジネスに挑戦した企業家トーク」

貿易を始めるということは本当に勇気がいることだと、起業当時を
振り返って、今さらながらに感じました。

フューチャーフィッシュの起業の始まりは
「資金 0 人脈 0 経験 0」のナイナイ起業think
経験が無いもんだから、最初のコンテナが日本に到着したとき
困りました~sweat01
神戸港に到着することはわかっていたのですが・・・埠頭なるものが
存在するなんて、、、島根の片田舎で暮らしていたワタクシ副社長
にとって未知との遭遇でした!
神戸税関へ行って
「あの~うちのコンテナって、どこに到着しているんですかね~」
の質問に呆れられたもんでした。

しかしながら、皆さんの質問をお見受けすると、あまり考えすぎて
なかなか起業に至らない、そんな雰囲気を受けました。
起業とは、思い切って飛び込む以外に道がないのかも・・・しれませんpunch
いや、無責任におすすめはいたしません!

資金 0からの起業でしたので、通関業務も全て自分で行って
おりました。
荷主が自分でコンテナの通関を行うことを自社通関といいます。
これは、タダ!タダで出来るのです。
もちろん関税・消費税はお支払いたしますが。

ワタクシ副社長、毎回、タダで自社通関いたしておりました。
それも全国の税関さんへ行って、自社通関しておりました。
3年間くらいだったと思いますscissors
全国を股にかけてrun自社通関しておりましたので、知識はハンパなく
ありました。

そんなことをしゃべっておりましたら・・・熱くなっておりました
この時、お隣の㈱ブレインワークスの近藤社長は
「話が長いな~」と思っていたはずcoldsweats01
近藤さんとは何度かゴルフをご一緒させていただいている仲。
また誘ってくださいgolf

このお盆はインターンシップ受入や、起業応援フェスタがあり
故郷島根へは帰省できませんでした。
お盆最終日、いつものように朝のウオーキングへ出かけようと
玄関を出ると、セミがとまっていました。
こんなこと初めてです。
幼少のころ、祖父母に「お盆の間は昆虫を殺してはいけないよ。
仏さんが乗っておられるから。」
と教えられたもんです。
島根に帰省できなかったワタクシ副社長の様子を見に、ご先祖さまが
はるばるやって来てくれたのかもしれません。
なぜって、セミがものすごく疲れていたようでしたからconfident

 

 


2013年08月16日
カテゴリー: 津森恵子の「ワタクシ 副社長です」

ワタクシ副社長、このインターンシップを受け入れしようと
考えついたのは・・・
当社専属のパキスタンエージェントの成長を見たときでした。
フューチャーフィッシュは14年前からパキスタン産タチウオ
を輸入しております。
そこには、パキスタン人のウメル氏の存在はとても偉大です。
彼との出会いで、フューチャーフィッシュは一時
タチウオ輸入量No.1になりました。

しかし、彼は病魔に侵され早くに亡くなってしまいました。
そこで登場してきたのが、息子のボビーでした。
二十歳そこそこの彼は、英語も話せない、貿易もわからない
もちろん魚のことなんて、まったくの無知でありました。

ワタクシ副社長、ココロの底で「これでパキスタンからの
輸入は終わった・・・」
と思いました。
しかしながら、社長の毎日の怒鳴り声に耐え、パキスタンは
カラチのフィッシュハーバーの漁民や工場主の期待に応え
成長を遂げていったんです。
パキスタンビザでは日本へ入国できにくいので、イングランド
ビザを取得。
再々、日本へ来ては魚のこと、日本の国民性を勉強して帰国
していきました。

この成長を見て、日本の若者はこんなにアグレッシブに行動
出来るのだろうか・・・という疑問。
そこからインターンシップの受入を試みる決意をしました。

フューチャーフィッシュのインターンシップは厳しいです。
今回は「貿易という物流」を学んでいただきました。
貿易という物流は昔ながらの品物の流れ・・・(昔から続いている
物流形態)
そして、学生さんたちに一番身近な今の物流を各人、研究して
いただき、「物流の今昔」を比較していただく課題を出しました。
そして(まだあるんですsmile)フューチャーフィッシュの次なる
事業形態を考えていただき、最終日に発表していただく・・・
「あなたがフューチャーフィッシュの社長なら、どうする?」
てな感じですflair

カリキュラムでは、金融機関の方、商工会議所の方の話を伺い
京都の卸売市場へ出向き、実際に昔ながらの形態を目の当たりに
し、そして物流の大動脈である冷凍倉庫へも入らせていただき
世界中から荷物が輸入され、まさに現代の物流形態であるコンビニへの
配送などの説明も受けさせていただきました。

学生さんたち・・・頭パンパンdashですわ。

その間にTPPについてディスカッションもあったので資料集め
もやり、「反対」「賛成」の意見も各自、決め

この議論は素晴らしかった~heart01
この議論は何日か前のブログにアップしております。

そして最終日、近畿大学の辻教授とキャリアセンターの三上さん
にもお越しいただき発表会となりました。

 

これも各自、ブログにアップしてくれています。
素晴らしい発表になりましたcryingheart01

今回のインターンシップは私たちだけでは、こんな成果を得ることが
出来ませんでした。
ご協力いただきました、商工会議所の藤本さん、シーフーズ大谷の大谷社長
そして、冷凍倉庫の見学を快く引き受けていただきました
横浜冷凍㈱の池田ブロック長はじめ、畠舎課長、迫田課長
通関士の一宮さん   本当にありがとうございました。

そして今回のインターンシップを真剣に頑張ってくれた学生の
みなさん、本当にありがとうございました!

 


2013年08月16日
カテゴリー: 津森恵子の「ワタクシ 副社長です」

暑い8月も前半が終わり・・
セミの鳴き声も小さくなってまいりました~

2013年のインターンシップの受入高は2つ。
神戸の甲南大学さんから2名
大阪の近畿大学さんから2名
の計4名の学生さんに来ていただきました。

初日は皆さん、笑顔が出ないくらい緊張~でしたが
日を追うにつれ

緊張もほぐれ、いい表情になってきました。

 

京都の卸売市場へ見学に行き
様々な魚を見せていただきました。

この仲卸さんは、毎日200尾~300尾の魚をおろしているとか・・・
さすがの包丁さばきです。

 

 

その後、市場の会議室でシーフーズ大谷の大谷社長から
水産卸売市場の現状や問題点など伺いました。
今まで、考えたことのない分野だったので、学生の皆さんは
かなりショックを受け、大谷社長は質問攻めにあっていました。

彼らのショックのほどは、課題発表のときにも見受けられ
「水産卸売市場改革」とでもいうような問題提起が勃発しておりました!

しかしながら、この日はとにかく暑かったsweat01sweat01sweat01
そんな日に、鮮魚がクーラーのない市場に氷につめておいてあるなんて
先進国・日本には見えないような・・・
そんなことを考えさせられるカリキュラムの一つでありました。

 


-->