2014 8月 の記事一覧です。
2014年08月14日
カテゴリー: おさかなへの意識調査

はじめまして。

甲南大学 文学部 3年 佐伯一馬です。

今回のインターンシップで、まず貿易について、どのような流れで貿易というものが成り立っているかといった基本的なところから教えていただきました。また、様々な職業の方のお話というのも数多く伺うことができ、専門的なお話はもちろんのこと、社会人としての考え方などを自分なりに感じ取ることができました。そして、人とのつながりの大切さを仕事の上でも社会人としても実感しました。

私は、魚食普及と魚惣菜についてというテーマで、アンケートや統計の結果などから、現在の魚食はどうなのか、それを踏まえてフューチャーフィッシュに対する提案について考えました。現在、魚を食べることについての関心というものは高いものの、調理や片付け、食べる際の手間といったものから魚をあまり食べないというアンケート結果がありました。また食育などがあれば魚を食べる機会が増えるのではないかと考えました。

そこで、フューチャーフィッシュに対する提案として、特定の地域に一点特化して活動をし、老人ホームや子供たちに対して魚食を広めて行こうと思いました。具体的には老人ホームや学校給食といったところに売り込み、その地域でのフューチャーフィッシュの認知度を上げ、フューチャーフィッシュといえば「安心・安全」「おいしい」といったイメージを深めていきます。そして、地元スーパーなどにおいてもらい、フューチャーフィッシュの商品をその地域で消費してもらい、利益を出せるのではと考えました。

インターンシップを通じて、発表や態度、社会人としても自分の良さや悪さといった点を感じ取ることができました。また、リーダーも経験して、人に気を配るということの大変さも重要さも分かりました。そうした中で全体として自分に自信を持つことができました。専門的なことももちろん、人間として成長できたと感じます。こういったことをこれからに活かしていきます。

本当にありがとうございました。


2014年08月14日
カテゴリー: 津森恵子の「ワタクシ 副社長です」

はじめまして。

甲南大学 経済学部経済学科 3年 森 一晃です。

今回フューチャーフィッシュのインターンシップに参加して、専門商社の仕事だけでなく、水産業界の現状や輸入から販売への物流の流れについても学ぶことができ、日本の水産物について考えさせられる良い機会になりました。また多くの社会人の方と触れ合う機会をもち、社会人のことについて少しではありますがわかったような気がします。さらに社長、副社長には、社会での常識や人とのつながりの大切さなど多岐にわたり多くのものを学ぶことができました。

僕は「魚食普及と魚惣菜」という課題の中で、魚を食べない人たちにどう魚を食べてもらうかという観点から、「ファストフィッシュ」という水産庁の企画から普及していこうと考えました。フューチャーフィッシュの海外から豊富な種類の魚を輸入していることを利用して、世界各国の珍しい魚をファストフィッシュとして身近に手に取ってもらい、海外産の魚の良さや魚食の消費向上に繋げていけるのではないかと思いました。

さらにフューチャーフィッシュへの提案として「魚の食べ放題」を提案したいです!フューチャーフィッシュは、海外からいろんな種類の魚を輸入していますが、これを使って大阪の梅田の中心に「魚の食べ放題」の店を出店してみたらどうかと思います。まず肉の食べ放題があるのに魚の食べ放題が無い!もし魚の食べ放題があれば週末家族で、遠くの漁港にわざわざ行かずに手頃に食べに行けるのではないかなと思い大阪の中心の梅田に出店したらいいなと思いました。食べ放題のメニューもごく一般的な魚料理からフューチャーフィッシュが輸入してきた珍しい魚を出すことでその魚に関心を持つ機会にもなると思いました。

一週間の研修の中で、多くの社会人の人のお話を聞かせていただいたり、工場に見学に言ったりと多くの経験をさせていただきました。いろいろな経験ができましたが、そのなかで自分が一番思い出深かったのが、副社長との面談です。僕は商社という業界にあこがれている中、副社長との面談で自分の中でも気づきながら目を背けていた自分の甘さを改めて教えられ、自分を変えるいい機会になったと思います。

一週間、自分の成長に繋がる体験をさせていただきありがとうございました。

 


2014年08月14日
カテゴリー: おさかなへの意識調査

はじめまして。

フューチャーフィッシュ実習生、近畿大学 経営学部 会計学科3回生 京谷 真里絵です。

7日間のインターンシップでは、貿易という物流とは?から始まり、決算業務や資金の流れの話、実際に淡路島の魚惣菜工場や一次産業、冷凍倉庫の見学や、銀行や実際の取引先、競合会社の方に訪問していただいていろいろな話を聞きました。また、社長を交えて、近畿大学2名、甲南大学3名で3つの話題でディスカッションも行いました。

そのディスカッションの内容のひとつ、「今の魚食事情と魚惣菜」についてというものが、今回のインターンシップの最終課題でした。そこで、わたしの発表内容をここに書こうと思います。

まず、国外の魚食事情についてです。現在、日本食に欠かすことのできない食材の一つである「魚」が家庭から離れつつあります。日本の水産物消費量は、1995年ごろをピークに減少し、2000年に一度は持ち直しましたが、その後は下がったり上がったりと不安定な状態となっております。この10年間日本の水産物市場は縮小しています。しかし、世界の水産物の消費量は、2001年から価格と共に右肩上がりに増加しており、世界の水産市場は拡大しています。また、EUやアメリカではBSEや鳥インフルエンザ等の問題から魚の方が安全なのではないかとのことで、魚食ブームがきており、ロシアや中国も経済発展を背景に国民の食に関する意識が高まり、魚食が注目されています。こういった世界の急激な需要の変化に対して、供給が追い付いていないのが現状です。この状態が続くと、日本に魚が入らなくなるだけではなく、日本近海で漁獲される魚も海外へと流出してしまい、ますます日本の食卓から魚食が離れてしまうといわれています。

次に国内の魚食事情についてです。今日、魚を食べる人口は、若年層はもちろん中高年でもだいぶ減っているのではないかと考えられます。その背景に平成25年度版水産白書によると、食用魚介類の1人当たり年間消費量は、平成13年度に1人当たり40.2kgをピークに減少を続け、平成24年度には1人当たり28.4kgまで落ち込んでいます。しかし、既婚女性の魚料理に関する意識調査においては、魚料理を増やしたいとする意見は若い世代を中心に過半数を超えており、潜在的には水産物を食べたいという意識があることが明らかになっています。そんななかで、魚の少量が減っているとはいえ、回転寿司店では行列ができるほど賑わい、飲食店では性別・年齢関係なく魚料理を注文しているように考えられます。また、子供を持つ母親の3分の2が「子供に魚をもっと食べさせたい」「魚料理のレパートリーを増やしたい」というデータも多い中、70%の主婦が「自分で魚をおろすことは無い」と答えています。このようなことから、現状は「魚離れ」ではなく、「魚料理離れ」なのではないかと考えられます。また、子供が魚離れしていることも現在問題視されています。「肉ばかり食べると健康に悪いので、子供には出来ればもっと魚を食べさせる必要がある」という認識は広がっている。でも実際に購買行動に結びつかない阻害要因は、

1.魚は価格が高い。若い人ほど価格に敏感である。2.魚は調理が面倒。魚の料理が苦手な人が若い人ほど多い。3.魚はお腹がいっぱいにならない。食べ盛りの子供はボリュームを求めるので肉を好む。というものが主要です。

そこで、わたしのフューチャーフィッシュへの提案は、大手の料理教室の起業との提携です。子供にさらに魚食に関心を持たせるために、そして母親も一緒に出来るような親子料理教室を短期イベントというかんじで開催し、そこに輸入魚の物流の説明などもしながら、料理を楽しむというものです。このような活動は、市や地域での活動は見られますが、大手の会社と提携することで、多くの地域の人に輸入魚を知ってもらうことができると思います。また、魚離れの阻害原因の1番目にもあったように魚は価格が高いという感覚も、低価格な冷凍輸入魚をみて変わるのではないかと思います。

以上が最終課題です。ありがとうございました。

 


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